待ち望んでいた春がやって来た。空が歌っている。植物の芽吹きが物語っている。冷たかった空気が緩んでいる。太陽が主張している。それは私の心にも染み込んできて、花を咲かせるだけの、固く閉じた扉を開けるだけの、力がある。目を閉じて、耳を澄まして、音を聴いてみる。春の息吹の香りを嗅いでみる。啄木鳥が木の幹を叩いている。ぬかるんだ土の香りがする。地図を持たずに、野を駆け、森へ出かけたくなる。そう、今日はこれから由良野の森へ向かいます。荒れた森を手入れして、自然と人が共生しながら、未来へ残せる活動をしてきます。
