星々が賑やかな夜に

星々が賑やかな夜は眠るのが惜しくて寝不足になってしまう。濃い目に入れたコーヒーが睡眠薬。心を穏やかにさせる。ハネムーン中の渡り鳥たちとすれ違い、黄色くくすんだ空を澄んだ水色の溶液で溶いて、春を呼んだ。SPRING HAS COME! 

あなたの眠りを邪魔しないように、そっとバスに乗り込んで、斜め前の座席に座る時、ここを私の居場所にさせてもらおうと思い、大きな音を立てないように気をつける。西泉付近のガタガタの路面であなたが目を覚ますまで。定型で縛られた句を詠む楽しみに似る。少しずつすこしずつ謎が解けていく。言葉数少ない私たちは、たくさんお話している。それは音のない音楽に耳澄ますようで、言葉のない文学を朗読しているようで、ひっそりとしているが、映画の一コマを切り取ったような物語。

グリーンバスに揺られて、私たちは同じ方向へと運ばれていく。ルーマニア産の蜂蜜の香り、ノルウェーの森のざわめきに似た恋をしている。この片田舎の街灯すらきちんとついてない漆黒を走り抜ける一時間に一本の最終便の中で。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中