夜明け

東向きの窓のカーテンを開けて、白んでいく空を時折眺めながら、この文章を書いている。民家の向こうに山の稜線が見えてくる。美しいと思えるか、見慣れた普通の光景だと思うかは、自分次第。神様はそれを美しいと感じられるかどうかは、私の自由に委ねさせてくれた。自分の一生すら、愚痴を言いながら過ごし死んでいくか、周りの人に感謝を示しながら過ごし死んでいくかも、選ばせてくれる寛大さを持っている。そういう私は、信心深いかと言えばそうではない。20代前半で発病し、苦悩に歪ませた日々も多くあった。心細い日の中、光明を見いだせたのは、神様の存在ではなく、身の回りの美しい環境に癒されたからである。人の温かみに触れたからである。夜が明けると、曇天だった。重たい雲が上空を覆っている。なぜ生きる?の問いにいつも沈黙してしまうけれど、その沈黙を打ち破ることこそ、生きることで、そこに意味がある訳ではない。そして、それは苛立ちや怒りに似ている。そのまま表現するか、別の形に変えて表現するか、それも自分次第である。

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