スズラン

夜明け前、夢の中でしか会えない人と、藍色の約束をした。約束は水色のリボンで束ねられた鈴蘭で、藍色の便箋に白のマーカーで”次の三日月の晩にまた会いましょう”とだけ書かれてあって、夢を俯瞰し見ている私は、「それまで弱音吐かずに頑張ろう」とだけ思って、目が覚めた。夢の中でしか会えない人は、ニッコリ笑顔になって、私は引き締まった顔で、それはまるで儀式のようだった。目覚めて、明ける前の街を歩いた。南の空にはさそり座が輝いていた。覚えたての歌のフレーズを口ずさみながら、数日前に受けた健康相談での話を思い出していた。きっとどんな方にも、女性的な部分と男性的な部分があって、上手にバランスを取りながら生きている。夢の中でしか会えない人は、私の中の女性的な部分と男性的な部分の邂逅だと、保健師さんにお話した。そういう深い部分での対話は、私の場合、夢の中で展開していて、大事に覚えておきたいなと思って、こうやって書き留めている。

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