雑巾

人の不幸は蜜の味とよく言う。そういう私の心の中にも人の不幸をどこかで甘い蜜として感じている部分が隠されている。良い人ぶって、いくら隠そうとしても、ふとした時に表に出てこようとする。

良い人ぶろうとすればするほど、心の中の悪人面は大きくなっていくような気がする。

正直な気持ちを素直に出せばいいのかもしれない。人から好かれようと思ったり、体裁をよくして、世の中をわたっていこうと思ったりする心が、人の不幸は蜜の味という部分を育てて行くように思う。

もうどう転んでも、良い人にはなれない。私は汚れてしまった人間である。純白の布ではない。せめても、汚れを拭き取る雑巾でありたい。

汚れては洗い、汚れては洗いして、少しずつ染みがついて、ぬぐえなくなってきているとしても、時々は清らかな水で洗い、太陽にさらして干される雑巾でありたい 。

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