ミモザ

薄明の零れる西の空に星の形をした言葉が光っている。次第に暮れて群青色の闇が迫ってくると、星たちは連なって詩になる。きちんと韻を踏んでいるものもあれば、自由に結ばれているものもある。想いが融けて結晶となり、大地も光っている。そして、呼応して点滅し、春先にはミモザの花が月に照らされる。それは地上の星たちであり、人々の胸に物語を宿す。着飾った女たちは綺羅星のようにいつの世も輝き、働き者の男たちは流星群のように一瞬の輝きを放ち消えていく。愛する者を愛した軌跡は銀河の藻屑と消えて、余韻を残しながらメロディとなって歌い継がれていく。

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