緩やかな坂道を昇る
袋小路
薄手のジャケットを羽織り
夜道を散遊する
地虫の鳴く
一途な夢を見ている
この世界に風があり、波があり、常に動き
強弱を繰り返しながら
果てることなく、続いている
自分さえしっかりしていればどんな世の中もなんとかなるものよ
そうつぶやく103歳の祖母の語り
数多ある歌の静かな囁き
そう・・・
誰のものでもないこの世界を分かち合えることの幸せ
そう・・・
インターネット上に星屑の如く光る言葉たちへ
有機的に結び付き働きかけ
無機的に呼吸している