夕方、暮れてしまって
喧騒に紛れて自分の姿も
輝きを失い、闇に溶け込んでいく時
空と大地の境界線も次第に薄らいでいく
流れていく車のライト
制御された信号機
民家の灯
街角の自動販売機
無機質と有機質の語らいはtangoワルツ
光と影はハンモックで寄り添う
暗い楽観主義者と明るい悲観主義者は励まし合う
失望と希望の谷間の強い風
闇に溶け込んでいると
はっきりとしてくる
私で私であることの輪郭
闇に暴かれてさらけ出た自意識
同じ匂いのする人の間で存在し
麻布を縫うように生きている
思うように縫えなくても美しくは生きられる
愛に生きることすらもできる
闇に紛れて、曲がりくねった道を歩く
人と語らうことで自分を知り
ふっと明るい道へとたどりつく
人の灯した灯りを頼りに
素敵な詩❣️
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ありがとうございます✨✨
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