2004年の4月から5月にかけて、撮影。
今から16年前の写真
作業所に通い、生き辛さを抱えながら、自分を持て余していた。まだSNSらしきものは目立ってなくて、コンパクトデジカメで撮影し、携帯電話も持ってなかった。自作のタグを使ったHPサイトを立ち上げて、詩を詠んだり、五行歌を詠んだりしていた。
基本的に、撮影している対象は変わらず、その時その時に見つめて、好きなものや風景を丁寧に感じ取ってきた。目覚めて、東の空に太陽が昇るのを見届け、あまり遠くへは行かず、身近なものを見つめてきた。
ここまで変わらずには生きてこれなかったので、ものの考え方や捉え方は、すごく変わってきたと思う。
今こういう転換期だが、身近なものをこよなく愛し、その中から学び、返していきながら生きるスタイルは、変わらない安定したものだと感じる。
物事の中心に自分があるのではなくて、身の回りの風景の一部として、自分が存在して、何らかの役割を果たしていく。そういう考え方がとても気に入っている。