蛇行を繰り返しながら別々の山から
二本の川は流れていた
湿った落ち葉や土がミネラルとなって溶けて
それぞれの匂いのする水となっていた
どこかで落ち合いそうで
でも、なかなか落ち合うことはなかった
なだらかな平野の中流に
春になると一面に菜の花が咲く草原があった
その草原のところで二本の川は落ち合った
土と水と花と太陽の香りのする
鳥たちが集まって歌をうたう場所
しかし、夜になるとひっそりとしてて
空の大三角形も美しく見える闇の美しい場所
落ち合った川はまた蛇行を繰り返しながら
海へと向かっていく
流れは緩やかになり川幅を広げていき
ゆたゆたと水を湛えながら
素敵な詩❣️
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