冬を待ちわびて咲く

椿の花が咲きました。水色の空から光がこぼれ、奪い合うのではなく分かち合うように、陽だまりに控えめにたたずんで。この世界、どんなにきれいごとを言っても、命を頂きながら生きている。何かと闘いながら存在している。正気を保っていられるのは、自分の中の矛盾や存在の悲しみを鈍感にしているから。世の中を醜いと捉えるのは、もしかしたら傲慢なことかもしれない。椿の花は終わると花弁を散らさずに、あっけなく落ちる。その潔さに落下した花に自分を投影する。あなたには可憐な花が咲いている。いくつもいくつも。この冬の季節を待ちわびて、誇りを持って咲いた花の色。めぐる季節の中で、冬から春の季節を選んで。

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